風の絵筆が翳りを描く 机に折れた紙巻き煙草 毛布の海にはみでた背中 伏せた睫毛にふるえてる影 さよならのキスは額に 黒猫が黙って見てた 鏡の中の私 見知らぬ人のまなざしで 鏡の中の私 とても綺麗って囁いた 金魚鉢へと光が射して 小さな虹の幾何学模様 あなたに二度と逢わないつもり 三角形の斜辺滑って セーターを素肌に着たら 魂も解放された 鏡の中の私 その肩越しの寝顔へと 鏡の中の私 とても素敵って呟いた 鏡の中の私 光と影が交叉して 鏡の中の私 とても綺麗って囁いた 鏡の中の... 鏡の中の... 鏡の中の...