与えられた惑いは謀り 静寂に告ぐ 因果の罠 血路を越えて狂える誘い 寄る辺なき連鎖を往け 名残彩る姿は 陋劣宿す悲願の声 糧を喰らう残像には 鈍い微笑みを焼べて 遥か奏でる咎歌よ その祈り 赤く咲いて 贖いの花となれ 仰げミセリア 茨に抱かれ 囁くフィーネ 喘ぎ伏すのだろう 砂上の愉悦で眠る 驕れる果ては地の底まで 嘆き癒す渇望には 独りじゃ辿り着けない 例え咎歌が枯れても 頬伝う 赤は深く 極彩の楽園へと 暁に問う 求む空は何処と 愛ゆえに弔う名を 灰と消える世界では 生も死も飲み干せない 遠く奏でた咎歌よ その祈り 赤く咲いて 贖いの花となれ 暁に乞う なぞる記憶の中 愛ゆえに弔う名を 蕾を散らす終末に 咎歌響く