どうやら遠くまで来たよ もう、戻れないらしい 港から流れる 汽笛の音を噛み締め 胸元のカメラを空に向けて、 切り取った雲を眺めた そこに君は居ない、 今どこで何をしてる? 濡れた街、傘をささないで歩く 恋を、していたよ 時を戻したくないのは、 迷った僕のせいかな? 引き摺る涙を乗せたまま、進む 自分なりの仮説の中、 嘘ばかりが目立って 素顔を見せる、君が愛おしい。 同じ言葉なのに意味が、 違う事に気付いた 擦れ違いばかりで、 泣かせてばかりだったけど 今も好きなのに触れないのは、 友達だからなんだろう 気持ちがあるようでなかったという 話さ ドアの縁、泣きじゃくる君の姿 今も、覚えてる 肌を重ねたその部屋で、 不思議とさみしかった、と。 物覚えの悪い、僕のせいだろう うつむいた時の癖なら、 まだ忘れられない。 季節が周り、君が愛おしい。 Hello 元気かい? Hello 今でも Hello 逢いたい。 Hello 逢えない。 時を戻したくないのは、 迷った僕のせいかな? 引き摺る涙を乗せたまま、進む 自分なりの仮説の中、 嘘ばかりが目立って 素顔を見せる、君が愛おしい。 胸が痛む、こんな夜は───……