ずっと ずっと 遠い日に 想い出のすみっこから きっと きっと とりだして あなた、わたしを見つめる 最初の風で消えてゆく あの雲よりも よわい想い 浮かべた夜空 時のささやきが ふるえる光よ わたし、それでしか告げられないの しらず しらず あなたの名 書いてしまうの窓ガラス そっと そっと 息かけて もういちど胸にきざんだ 指のすきまを涼しげに すりぬけてゆく 季節のようなあなただから 時のささやきが 色づく花よ わたし、それでしか告げられないの 時のささやきが ふるえる光よ わたし、それでしか告げられないの