走る光の様な眩しい解放感と 胸が高揚するのを 連れ回すのさ 影を踏みながら背後を追いかけて 固い地面を蹴った 俺の青模様 群れを成して住む 曖昧な安心感を 明日もそれを求む 身勝手な安心感を 夜道の鼓動が昂る火花を 散らしながら 点火した不意な熱さは 名乗りもせずに 烟る砂風は異世界に導いて ふと蘇る残像が心臓を握る 混沌とした紐状の感情は 黒く濁ったそれが説法を説く あの熱さの正体が動かなく なるくらいに身体を突く 罪な欲望が荒ぶるアイツを 殺しながら 引火した例の熱さが理性を ショートさせる 煮沸した記憶が襲いかかる様