夏が来たって私は あの人みたいに踊れないまま ひたすらに太陽にグリルされていく おもちゃみたいなロックバンド 飽きるまでせめて秋になるまで 胸のジグソー 寂しさ埋めて 四半世紀も並べていた ドミノ式の御託を蹴り飛ばして 霞んだ放物線 書き足して はみ出してみたいのさ 昨日と平行に繋がった 今日はいらない 凹んだポンコツに乗り込んで とりあえず南東へ 真夏の点線に濡れたって 帰るって選択肢はない クリスマスなんて知らない 夜景の一部に紛れたまま A4の雪崩に足を取られていた 選んだ現実が虚しくて 投げ出してしまいそうさ 昨日と平行に繋がった明日が見える 凹んだポンコツに乗り込んで とりあえず遠くへ 師走の点線が降り出して 指先の感覚がない 四半世紀の答え合わせ 愛してやまないものを ただ愛し続けてゆくだけ 霞んだ放物線 書き足して はみ出してみたいのさ 昨日と平行に繋がった 今日はいらない 凹んだポンコツに乗り込んで とりあえず上空へ 真夏の点線に濡れたって 帰るって選択肢はない