子供の頃 描いたあの未来図を 星の空にかざして やっと見えていた ここからどれほど遠いの? 心が残してきた涙の痕を そっと指でなぞって 発した合言葉 「あたし なぜ生きてるんだろう?」 幼い歩幅の愛し方も知らないから 逆さまの空に手を伸ばして 慰みが窓を射していて 誰も知らない手紙を送るね カタチだけの幸せなんて 綿雲に溶けて吹かれてけ みんな嫌いになっちゃって 子供そのものだったあの眼差しを ずっと正しいと信じてきた道の どこで落としてきたんだろう? もしも好きな命を選べたのなら 二度と出逢えないモノ いくつあったのかな あたしがあたしであること そんなの知らない みんなのための世界なんでしょ いかさまの空に手を伸ばして 慰みの窓を覗きこんで 拝啓 あたしが見たい景色へ 死なせてくれないなら せめて ひとりぼっちは許してよね 夢だけが抱き枕 素敵を浴びながら 悲劇を抱きながら 世界との天秤は釣り合って 傾いて このまま眠りたいな このまま眠っちゃうかな このまま眠っていくのなら 今さらだなんて言わないで 汚れた空気はそっとしといて 拝啓 あの日 諦めた景色へ 値打ちの話は置いといて 行き先にワクワクしたくて 終わらぬ夜の下で 逆さまの空に手を伸ばして 慰みの窓を打ち開いて あたしからの手紙を受け取って カタチのわかるものじゃなくて 心の鳴るままに委ねて ぐっすり枯れた涙 夢があたしの抱き枕