どこにいたって 迷子のふりをして 導かれるように 夏はすぐそこまできている ああ 突然悲しくなって 足を止めたら 知ってると知らないの間の人に 会って 涙の流し方をまた思い出しそびれた 手離した 当たり前とか くだらなくて いつのまにかヘヴン 遠ざかる 明日を 待ち侘びて 何も変わらないと思っていた 今ひとつ願うならばただ あなたの本当の話を聞かせてよ ねえ どれだけ待っても 返事なら無いけど どこか遠くの街で 楽しくやってるんじゃないかと そんなことをまた繰り返すばかり 消えてった ひこうき雲よ 戻らないね 羽のない者が生きる街のネオン 美しいと今も あたし 思っている つぎからはうまくやれるから またこの場所で 抱きしめてよ 愛は性懲りもなく押し寄せて 過ぎ去ったのなら追わないで かたちのない希望 雨は台詞のように降り 私とあなたの名前を並べて 小さく小さく畳んだ