お尻を痛くしないような優しさと 背中の裾をちょっと摘む やりとりで きっと 今僕ら同じ事を 言おうとしてて 下り坂で くだらない会話で 誤魔化すんだろう 真夏の朝 水辺公園は祭りのあと 無人島のような やぐらで 子供が こっち見て きっと 今僕ら同じ子供を眺めてて 上り坂で さっきの会話 蒸し返すんだろう 今 君はどんな顔してたり いつの彼氏と向き合ってたの 振り向く勇気 どこかに落ちてないかな 2人乗りなら 言えるはずだと 2人とも高を括ってた 「この先ずっとブレーキしないで」 って 後ろから聞こえた お腹をさする 小さな君のその手の奥に 更に下回る 小さな手があるらしい きっと 今僕は 宛てのない顔をしてて 大丈夫?って聞いた時 わざと無視しただろ 今 君はどんな顔してたり いつの彼氏と向き合ってたの 振り向く勇気 どこかに落ちてないかな 2人乗りなら 言えるはずだと 2人とも高を括ってた 「この先ずっとブレーキしないで」 って 後ろから聞こえた お尻を痛くしないように ずっと そっと デコボコな道も漕ぐ ジグザグな道も漕ぐ 不確かな道も漕ぐ 戻れない道も漕ぐ 勝てない電車と競争して 君が「ばかじゃん」って笑ったんだ