ドイツのバイエルン地方、ギュンツブルク・アン・デア・ドナウ生まれ。
初期はマンハイム国立劇場、フランクフルト国立歌劇場などで活動していたが、2002年以降、夜の女王(魔笛)、ツェルビネッタ(ナクソス島のアリアドネ)やアデーレ(こうもり)をはじめとするミュンヘン、ベルリン、そしてウィーンでの大成功を機に、国際的なキャリアをスタートさせる。
ミュンヘン、ベルリン、ドレスデン、ハンブルクなどの主要オペラ・ハウスに招かれ、その後ウィーン、ブリュッセル、ワシントン、ロンドン、コベントガーデン、ザルツブルク音楽祭と、そのキャリアを築きあげてきた。
ヴュルツブルク音楽学校でカルメン・ハンガス、ザルツブルクでハンナ・ルートヴィヒに師事したのちに、プロのオペラ歌手としてデビューを果たしたのが1995年。
2001年以降、ザルツブルク音楽祭への例年の出演のほか、2002年にはウィーン国立歌劇場の委嘱による歌劇《シュタインフフェフドの巨人》(F.チェルハ)の世界初演時のプリ・マドンナ、2003年にUKデビューでのセンセーションを巻き起こした夜の女王、ミラノ・スカラ座の大改修後のオープニング上演《見出されたエウローパ -L'Europa riconosciuta-》(サリエリ)におけるタイトル・ロール(2004年)、そしてヨーロッパのみならずアメリカでも、2005年以降毎年、メトロポリタン歌劇場の観客による “愛すべきアーティスト” に選出されるなど、まさに全世界をリードするソプラノとしての活躍を続けている。その幅広いオペラ・レパートリーはイタリア、フランスものから、ドイツ作品のリリック・ソプラノもの、そしてコンテンポラリー作品に及んでいる。また、モーツァルト、R.シュトラウスの役についての解釈者としても定評があるほか、リート歌手としても人気を博している。
2007年よりヴァージン・クラシックス・レーベル(現エラート)と専属契約を交わし、精力的な録音活動を行っている。
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