1967年、ピーター・グリーン、ジェレミー・スペンサーという2大ギタリストを擁するホワイト・ブルース・ロック・バンドとして英国でキャリアをスタート。あのクラプトンも羨む人気バンドに。70年以降は、激しいメンバー・チェンジを繰り返しつつ音楽性もブルーズからロック/ポップ路線へとシフト・チェンジ。75年には、メンバーにアメリカ人のリンジー・バッキンガム/スティーヴィー・ニックスが加わり大ブレイク。特に77年に発表されたアルバム『噂』(77年)は、全米で31週間にわたりNO.1の座をキープ。同年のグラミー賞ではあの『ホテル・カリフォルニア』を抑えアルバム・オブ・ジ・イヤーに輝く未曾有の大ヒットとなった。その後も、最強メンバーといわれる布陣で、メガ・ヒット・アルバムを発表するが、87年の『タンゴ・イン・ザ・ナイト』をもってリンジーが脱退。以後、クリスティン、スティーヴィーをメインとしたアルバム『ビハンド・ザ・マスク』(90年)を挟み今度はステーヴィーがバンドを脱退。 95年の『タイム』(旧メンバーはクリスティン/ミック/ジョンのみ)を最後にバンドは活動休止状態へ入る。
バンドが復活するのは97年。MTVアンプラグド出演の為で、ここで久々にリンジー/スティーヴィー/クリスティン/ミック/ジョンの5人が久々に顔を揃え、全盛期と違わぬ充実のパフォーマンスを披露。この模様はアルバム収録され『ザ・ダンス~グレイテスト・ヒッツ・ライヴ』としてリリース。初登場で全米NO.1獲得という快挙を成し遂げ、その人気の健在振りを示した。
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