【メンバー】
マーク・チャヴェス(Vo)
マイク・ランソム(G)
ティム・フルッキー(G)
デイヴ・デルー(B)
クリス・コールス(Dr)
KORNのVo、ジョナサン・デイヴィスの義理の弟であるマーク・チャヴェスがヴォーカルを務めることから、KORNフォロワーのひとつとしてファンに紹介されてきたADEMAだが、今やもうKORNの名前を出すまでも無く、USで最も期待される若手バンドのひとつであるという評価を揺るぎないものにしている。
その豊なメロディ・センス、そのヴォーカル力は数多のへヴィ・ロックバンド達を遥かに凌駕しているといって良い。
またウォール・オブ・ギターとでも言うべき強固で強大なギター・サウンド、また複雑に展開しながらもメロディアスさを失わないバンド・サウンドはADEMAが今作で成し遂げた大きな成果だ。
これからADEMAフォロワーが数多く生まれるに違いない。そう言ってなんの不思議もないほどに、今作でADEMAが到達したサウンドにはとてつもない破壊力が秘められているのだ。
アディーマはカルフォルニアのセントラル・ヴァリーでKORNやVIDEODRONEなどの影響のもとに、ギターのマイク・ランソム、同じくギターのティム・フルッキー、ベースのデイヴ・デルー、ドラムのクリス・コールス、そしてジョナサン・デイヴィスの義理の弟であるマイク・チャヴェスをヴォーカルに結成された。
各メンバーそれぞれ地元バンドで活躍するプレイヤーばかりであり、結成されすぐに作られたデモ・テープが大きな話題となり、メジャー各レーベルの争奪戦の末にARISTAと契約。
北カルフォルニアの小さなコテージに5人で篭ってソング・ライティングに取り掛かり、制作された自身の名を冠したデビュー・アルバムは、彼らの結束と熱気を封じ込めた作品となった。
プロデューサーに7th HouseのBill AppleberryとWallflowersのTobias Millerを迎えたそのアルバムは2001年8月にリリースされた。
アルバム発売後、ハードでタフなツアーにより強力なファン・ベースを得た彼らは、もはやKORNの弟云々のエクスキューズは不必要な存在へと成長していった。
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