10年くらい前に初めて観た『サウンド・オブ・ミュージック』(65年)。
正直「なんて温い映画なんだ」と思いました。
だがしかし…
2回目に鑑賞した時は、一周まわって
「トラップ大佐(クリストファー・プラマー)は、子沢山で《ビッグダディ》だな。」
とか、
「色気の無いマリア(ジュリー・アンドリュース)を嫁にもらうなんて、トラップ大佐は《マニア》だな。」
とか、
「7人も子供がいるのに、まだ子作りするんか~い!少子化大臣か?」
などと思いながら観たら
最後には、子供たちが歌う ♪♪『さようなら、ごきげんよう』を口ずさんでる私がおりました。<(_ _)>
て事で、今や私には《カルトムービー》の位置づけになっておりやんす。
さ、みんな!ご陽気に、日本語で歌いましょ~い!
《ストーリー》
オーストリアのザルツブルク。
映画の冒頭に、修道女見習いのマリア(ジュリー・アンドリュース)が山々に囲まれた緑の大地の上で歌い踊ります。
《♪♪歌:サウンド・オブ・ミュージック》。
訳・作詞 宮下康仁 作曲 Richard Rodgers
潮風に さみしさを預けて
優しさに 背を向けて
暗闇に 心を踊らせ
傷ついた 昔を捨て
お日様が目を覚まし今日は素敵な日が来た
イタズラな天使たちが 鳥に乗って
歌い出す 調子ハズレの愛のうた
幸せに抱かれ歩きましょう
悲しみは涙に溶かして
思い出に鍵をかけ
歩くのよ 今日を 【 ______⠀】いうこの道
↧
聴き取れない ⤵
修道女見習いのマリアは、そのお転婆で周囲の修道女にからかわれていた。
《♪♪歌:マリア》
訳・作詞 岡田冨美子 作曲 Richard Rodgers
♫ あなたの心は乱れてます
♫ 言い訳する気はありませんが
♫ 名もない花に引き止められて
♫ つい時を忘れました
♫ 礼拝より花が大事なの?
♫ 明日には枯れるかもしれぬ花の
♫ 命と語り合ってたのです
♫ やさしいひとときでした
♫ おだまり! 規則は規則! 守りなさい!
♫ イエス様は雑草など お嫌いなんでしょうか?
♫ 名もなく生まれ死んでく 生きとし生けるものたち
♫ 我が身を省みないで 屁理屈はよしなさい!
♫ まだ修業が足りませんね。ぜんぜん足りません
♫ 私なりに努力しているつもりですけど?
♫ あなたは小さいときからそうでしたよ
♫ 小鳥の声にうっとり けがれ忘れてしまう
♫ 賛美歌を歌うよりも 清(すが)しくなることがある
♫ イエス様お嘆きになる イエス様お怒りです
♫ イエス様とめぐり逢って何年経ちますか?
♫ ああ どうかお許しください こころ改めます
ある日マリアは、トラップ大佐の子供たちの家庭教師をするように勧められ、トラップ邸へ向かうことになります。
ゲオルク・フォン・トラップ大佐(クリストファー・プラマー)は、旧オーストリア=ハンガリー帝国海軍の退役軍人で数年前に妻を亡くして以来
7人の子供たちを、軍隊のように厳しくしつけているが、子供たちはイタズラ好きな元気な子たち。
ある日、家庭教師に《悪戦苦闘》するマリアの元に、雷を怖がる子供たちがマリアの部屋に集まってきた。
おびえる子供たちにマリアは「哀しい時、つらい時は楽しいことを考えましょう」と教える。
《♪♪歌:私のお気に入り》
作詞:Oscar Hammerstein II/日本語詞:もりちよこ
作曲:Richard Rodgers
バラの雫に子猫のひげ
磨いたケトルにふんわりミトン
ちょうちょ結びの贈り物
みんな大好き my favorite things
クリーム色の子馬にアップルタルト
そりの鈴に美味しいヌードル
月の谷間飛ぶ鳥
みんな大好き my favorite things
真っ白いドレスにブルーのベルト
まつげにほら 積もる雪
春が来たなら溶ける冬
みんな大好き my favorite things
驚いて悲しくて泣きたいなら
思い出しましょ my favorite things
これで私 オーケー
真っ白いドレスにブルーのベルト
まつげにほら 積もる雪
春が来たなら溶ける冬
みんな大好き my favorite things
驚いて悲しくて泣きたいなら
思い出しましょ my favorite things
これで私 オーケー
すっかり子供たちと打ち解けたマリアでしたが、
子供たちは、母を亡くしてから長く家で音楽を奏でることがなかったために
歌の歌い方を知らないと聞いて驚きます。
そこでマリアは子供たちに歌を基礎の基礎、ドレミの階名から教えます。
《♪♪歌:ドレミの歌》
マリアと子供たちが川遊びをしているところを見たトラップ大佐は、厳格な教育方針に反するマリアに
《トラップ家》の家庭教師には相応しくないと、解雇を言い渡します。
マリアは、「子供達に目を向けて欲しい、寂しさに応えてあげて欲しい」と訴えますが、頑固なトラップ大佐は、マリアの訴えに聞く耳を持とうとしません。
しかし、子供たちの合唱する声を聴いて、
自らも長い間忘れていた歌を思い出します。
《♪♪歌:サウンド・オブ・ミュージック》
自分の教育方針が独りよがりだったことに気が付き、
トラップ大佐は、子供たち、そしてマリアに謝罪。
解雇を撤回し、引き続き家庭教師としてトラップ邸に留まるよう依頼します。
作詞:オスカー・ハマースタインII・訳詞:もりちよこ
作曲:リチャード・ロジャース
青い空
With the sound of music
生きてるの この世界
しあわせは
With the sound of music
今日も声を合わせて
私のこころ 翼になり
羽ばたいてくの
そよ風に聞こえるわ 教会の鐘
せせらぎに誘われて
ダンスしましょう
歌いたい ひばりのように ずっと
涙さえ
忘れられる
大好きな歌がある
ありがとう
With the sound of music
歌いましょう
復帰したマリアは、子供たちと、トラップ大佐の友人のエルザとマックスを歓迎する会を開きます。
その歌のすばらしさと人形劇の面白さにトラップ大佐は、感激します。
《♪♪歌:ひとりぼっちの羊飼い》
作詞:Oscar Hammerstein・訳詞:もりちよこ
作曲:Richard Rodgers
ひとりぼっちの 山羊(やぎ)飼い
Layee-o-dl Layee-o-dl lay-ee-o
おっきな声で いつだって
Layee-o-dl Layee-o-dl-o
遠い町まで 聞こえる
Layee-o-dl Layee-o-dl lay-ee-o
元気な声で ほらね! 今日も
Layee-o-dl Layee-o-dl-o
O-ho Laydee-o-dl-ee-o
O-ho Laydee-o-dl-ay
O-ho Laydee-o-dl-ee-o
Laydee-o-dl-ee O-lay
お城の王子も 聞こえた
Layee-o-dl Layee-o-dl lay-ee-o
山登りの おじさんも
Layee-o-dl Layee-o-dl-o
ごちそう食べてる みんなも
Layee-o-dl Layee-o-dl lay-ee-o
ビールを飲んだら ゴッキゲン!
Layee-o-dl Layee-o-dl-oo
ピンクのドレスの むすめに
Layee-o-dl Layee-o-dl lay-ee-o
歌いながら ニコニコ
Layee-o-dl Layee-o-dl-oo
そこにママも 出てきて
Layee-o-dl Layee-o-dl lay-ee-o
二人 とってもお似合い
Layee-o-dl Layee-o-dl-oo
-Mm-hmm-hmm-hmm
-Mm-hmm-hmm-hmm
-Ho-dl-ay-ee
-Ho-dl-ay-ee
-O-dl-ay-ee-ee
-O-dl-ay-ee-ee
-O-dl-ay-ee
-Oh-oh-oh-oh
Laydee-o-dl-ay-ee-o
Laydee-o-dl-ay-o
Laydee-o-dl-ay
Oh-oh-oh-oh-
Laydee-o-dl-ay-o
Laydee-o-dl-ee O-lay
かわいい山羊の むすめに
Layee-o-dl-ay-mm-hmm
歌いながら ニコニコ
Layee-o-dl Layee-o-dl-oo
そこにママも でてきて
Laydee-o-dl
Laydee-o-dl-ay-woo-woo
2匹 とってもお似合い
Layee-o-dl Layee-o-dl-oo
みんなで さあ!
Laydee-o Laydee-lee-o
O-Laydee-o Laydee-lay-dee-o
ひとりぼっちじゃないのさ
Laydee-o-dl Laydee-o-dl-oo
O-dl-ay-ee
O-dl-ay-ee
O-dl-ay-ee-ee
O-dl-ay-ee
-O-dl-ay-dee O-dl-ay
-O-dl-ay-dee O-dl-ay
-O-dl-ay-dee O-dl-ay
-O-dl-ay-dee O-dl-ay
-O-dl-ay-dee O-dl-ay
-O-dl-ay-dee O-dl-ay
-O-dl-lay-dee-o-dl
Lay-dee-o-dl-ay
これを見たマックスは子供たちを合唱団として売り込むことを提案するが、
トラップ大佐は、冗談としか受け止めません。
そこでマリアはトラップ大佐に
「次はあなたの番」とギターを差し出します。
トラップ大佐は照れて拒みますが、
子供たちに押し切られる形でギターを受け取り、昔を懐かしむかのように情感をこめて歌い上げます。
《♪♪歌:エーデルワイス》
作詞:オスカー・ハマースタイン2世/日本語詞:もりちよこ
作曲:リチャード・ロジャース
エーデルワイス エーデルワイス
ふるさとに咲く
愛の光 そう、あなたの花
誇り高く永遠(とわ)に…願い込めて
エーデルワイス エーデルワイス
そっとこの胸に
(繰り返し)
トラップ大佐とマリアは互いに惹かれ合うが、恋愛に臆病なマリアは、これ以上トラップ邸にいられないと置き手紙をしてそっと修道院に戻ります。
マリアは部屋に閉じこもったままで、修道院長に懺悔し、
罪を犯した自分は一生神に仕えると訴えていた。
しかし、逆に院長から神の愛も男女の愛も同じだ、向き合って自分の道を見つけなさいと諭され、マリアはトラップ邸に戻ります。
そんな中トラップ大佐に、ドイツ海軍からの出頭命令があった。
ドイツのオーストリア併合に反対するトラップ大佐は、
ドイツ軍の言うとおりに出頭する気はなく、
歌唱コンクールに出場する……を建前に、永世中立国であるスイスへ一家で亡命することを決意する。
国境線が全て閉鎖されているため、トラップ一家は
ザルツブルクの祝祭劇場で行われたコンクールで優勝し、表彰式の隙に劇場から逃げ出し
徒歩で山を越えて、逃亡先のスイスへと向かう事になります。……果たして、無事に山を越える事が出来るのでしょうか?
《♪♪歌:すべての山に登れ》
遥かなる 彼方の
峰を仰ぎ 進みゆけ
山道を ひたすら
幸を求め 登りゆけ
心には夢を抱き
いつの日にか 命かけて
山を超え 遥かな
虹の彼方 夢を想う
夢こそは 愛の全て
神の祈り 捧げながら
山を超え 遥かな
虹の彼方 どこまでも
《あとがき》
歌詞は、間違っていたらすみません。
ちょっとでも、作品世界に触れていただけたら幸いです m(_ _)m。
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