気ままにﾌﾟﾛｸﾞﾚ小説ｼﾘｰｽﾞ📖第3章

新ｼﾘｰｽﾞプログレリスト🤍連続プチ小説📖「わたしは誰？」第3章 ○＊○＊○＊○＊○＊○＊○＊○＊○＊○＊○＊○＊○＊○＊○＊○＊○＊○＊○＊ ─更なる宇宙空間に─月─ その後のフワフワ病はどうやら次第に治まり始めたようで さほど気にならなくなってきた…慣れちゃったのかな それとも宇宙空間に行った時の浮遊感が残っていたのだろうか？ はたまた幽体だけが出かかってしまっていたのか？ それは気持ちが悪い…やだな 身体と魂をちゃんと一体化させなきゃね だが、やはり抜けやすくなってるのかも この現象暫く続くのかな…気を付けよう でもどうやら怖いとか恐ろしくなったら いつでも戻れるらしいことも薄々分かってきた それが分かったのはここで話す２回目の体験からである 或る夜の事…前回と同様にいつも通りの就寝タイム ベッドにはいりプログレのエイジアやオルタナだけどサンデｰズなど 聴きながらロックウェルの画集をパラパラ捲って そのうちウトウトしてきた そしてそれはやってきた…来た来た 頭の一部がグワンｯとしてきて何かに吸い込まれるような感覚 その前後の夢らしきものはやはり忘れてはいるが 今回は少しだけ思い出せた その夢は夜に私が地上から月を見上げていた すると何だか月に行きたくなってヨシ行こう！ と思ったとたん ぐんぐん月に向かって身体が動き出したのである 前回の場合は停止状態で地球を見たけれど 今回はちゃんと身体が月に向かっているようだ どんどん月が近づいてくる…ん？何か変だな さっきまで月明かりがあったのに近づく度に暗くなっている クレーターもだいぶ大きくなってきてあと一息で到着という頃 急に怖くなってきた…暗すぎてゾッとする 気持ちが怯んでそこへ行ってはいけないような気もしてきた 好奇心より恐怖心の方が勝ってしまったのだろうか と言うのもその月は何処と無く不気味だった 大気のベールもなく美しくはなかったし 心奪われることもなく ふと思ったのはかぐや姫は本当にこの月に還ったのか…？ そして戻らなきゃ！と思った瞬間ベッドで目覚めた 月は地上から見上げて愛でるのがいちばんだなぁ しみじみ今の体験を噛み締めつつ 月の真実は知らない方がロマンがあるのかも もし怖くならず引き返さなかったとしたら どうなっていたのかな 少し興味はあるけど次のチャンスも巡ってきそうになく 月に行きかけたのは今のところそれだけである 月はちょっぴり怖くて謎だらけ… そして…不思議な窓の明晰夢も。 次回は後書きとしてのお話しでこのｼﾘｰｽﾞ最終章です。良かったらお楽しみに✨ ここまで読んでくださりありがとう❤️ ※ 今回はプログレではないものも2曲ほど含まれてます。 ※ 現在中国や日本「探査機SLIM活躍中」含む他の国々の探査機である程度把握されてきたと思われるがまだまだ月には解明するべき事が山積している。真実をどの程度明かしてくれるのか…NASAとJAXA或いは民間の立場の研究グループなどの今後の動向もとても気になるところ。