ペテン師もマッチスティックマンも、狼少年や嘘つき少女たちも、音圧に凹んで、何処かへ去った。
たぶん死体は腐ってる。
埋葬もされずに、あるいは墓碑銘は空白で。
生年没年なんて、エセ詩人たちに必要か?
文字数に苦しみ、韻がおのれを罵るようになった。
類語辞典を片手に、エッセイを切り売り……望むことは忘れられないこと……しかし、大口は叩けずに薔薇の色味で競ってる。
市場はガラガラ、それでも通行証は有効だから……あとは死ぬだけ、墓を建てとくだけ。
その予算がないから、詩集を切り刻んで、署名を入れて売人を続けてんだよ、
わかってやれよ、魔法使いだろ?
………
今日もどこかで、葬式が行われている。
参列に興味がないひとたちは、知らない顔してパーリィーに「行くor行かない」の返信をしている。
薬の種類が広がらないから、死にものぐるいになって化学者たちは抜け道をさがしている。
法制化が進まないせいで、施設ができない故に、病魔は今日もせっせと身体のなかでお祭りを開いている。
古式ゆかしいその祭りに参加するためには、どうやら細分化されないといけないらしいのたが、細分化するためには、まず財布を捨てないといけないらしい。
らしいらしいとその女は言うわけだが、自分も実は純粋なオトコオトコではないと感じている。
低音voiceが売りのとある男性声優が階段から落ちた。死因はワインを飲みすぎて、階段から落ちて頭をぶつけた、とのことだ。
もちろん、それは婉曲した表現であって、バラバラになった脳ミソの一部は「なぜか」第一発見者だったファンの女性が、その場で食べてしまったらしい……。
………
ここまで書いた初稿には不適切な表現があったそうで、らしきものを順番に修正していった。そのせいで文がノイズが発声しているが、そんなもんだ。言葉は生きているからだ。
長文を語らせれば、なにもかもがわかってしまう。『ライ麦』を読んだふりをしていた男は、今日も生きているのか?なんとも罪深い!
…………
真面目な話も書けば、
なぜ「音楽」という単語なんだ?
たぶん、詠とか謡あるいは、ただ歌う・唄うという言葉はあったはずなのに。
数学は学問で、音楽は音を楽しんでるだけ、ってか。
音学者はいないこととされ、音楽家とかミュージシャンと表記されてる(あるいは文化や楽器の研究者扱い)。
結果として、
日本においては楽器ができるやつは、
(もはや、ひと扱いもされない)
ただの暇人だったのか、
お勉強ができなかった人間の集合体とされてる。
音大はあるにはあるが、彼らは法人化したときでさえ、自分たちの名称を変えることすら思いつけないような、そういう演奏狂いしかいなかったんだろうか。
まあ、音痴のせいだろうけどね。
(音痴だと単位取れないもんな、大学卒業できません、社会には要りません、人生オワタ、と。)
最初から、小学校で、真面目に「音学」の先生が、教えてあげればよかった話だけど……地域性も崩壊しているいま、学校が教師不足により崩壊寸前。
子どもを産むことはリスクヘッジどころか、あえて癌患者になりたがるのと同じレベルで避けられている。
少子化は正しい。音痴も減るし。
…もっと見る