登場人物の心理的な駆け引き、不倫の男女のベッドシーン、大人が鑑賞する映画が多く作られてきた80年代日本映画。今、観ても面白いですね 😊
①『化身』(86年)……渡辺淳一 原作、東陽一 監督。藤竜也主演、そしてタカラヅカ卒業後 映画デビュー作の黒木瞳。
全裸になります ( ՞ټ՞) ...最近の女優さんと大違いですね。
田舎娘( 黒木瞳 )を磨き上げ 女として成長させる男( 藤竜也 )のエゴと感違い……
男には切ないが、私には今でも思い出深い名作。
②『白い野望』(86年)……エリート脳外科医 東堂啓輔( 草刈正雄 )の、ガンの新薬の臨床実験をめぐるサスペンスな人間ドラマ。
新薬投与された患者の脳の画像が衝撃!未DVDがもったいない。
監督の出目昌伸は、『神田川』(74年) 『沖田総司』(74年)で、草刈正雄と仕事済み。
公開時、最初は1本立て。途中からテコ入れで、前番組の『火宅の人』とカップリングに...
当時はよくあったのよ…松竹なんか、コケると『男はつらいよ』の3本だてに変わっちゃってたもん。
③『アナザー・ウェイ -D機関情報-』(88年)……西村京太郎原作の『D機関情報』の映画化。
巨匠 山下耕作 監督でスイスで長期ロケを敢行。
1945年、敗戦色濃厚な日本の、起死回生の1打となり得る《特殊爆弾》製造の原料となる、ウラン買付けに来た海軍中佐をめぐる、任務と和平工作の狭間……
仲代達矢の《無名塾》出身の役所広司の初主演映画。いゃ~、大作ですよね~。
キャストも国際色豊かで、ウド・キアー(『処女の生血』)、シドニー・ローム(『アラン・ドロンの個人生活』)、ロバート・ヴォーン(『荒野の七人』)。
音楽は、『フラッシュ・ダンス』のジョルジオ・モロダー! ……う~ん、バブリー❗️
未DVDは、もったいない ⤵︎
④『傷だらけの勲章』(86年)……西城《YMCA》秀樹 主演。斎藤光正 監督。
エジプトでの邦人殺人事件を追う刑事( 西城秀樹 )。未DVD。
故 西城秀樹は、ヌードになったり大活躍!だが、ストーリーを無駄に複雑にさせていて、なんか よーわからん。
だれるシーンが多く、30分位カットして欲しい。
中村嘉葎雄とのバディ刑事もありえへん展開。
西城秀樹のスタームービーとしては、意欲作。
⑤『時計 Adieu I'Hiver』(86年)……倉本聰 初監督作品。(もちろん脚本も)
フィギュアスケート選手の母( いしだあゆみ )と、娘 ( 中嶋朋子 )の
『北の国から』の蛍 役の中嶋朋子を実際に5年間、スケートを習わせ撮り続けた との事。
中嶋朋子の役の少女の スケートのドキュメントを撮る永島敏行がクズ過ぎて、観てて不愉快になる。当時、大嫌いだった映画 😤
⑥『連合艦隊』(81年)……日独伊三国同盟の締結から、戦艦大和の最後まで 涙なしには観れない映画。
旧DVD版と劇場版の2種類あったが、20世紀FOXの映画『トラ・トラ・トラ』のフィルムを流用してたからで、ソフト化に対し、新たに契約し直した為 現在ではDVD & Blu-ray 共に劇場版が鑑賞出来ます。
イデオロギー的にダメな人もいると思いますが、是非 御覧下さい。
⑦『積木くずし』(83年)……俳優 穂積隆信が不良少女になった娘との200日の戦いの日々を綴った本の映画化。
TBSでドラマ化。主役の穂積由香里役の高部知子の迫真の演技が話題を呼び、最終回なんと!視聴率 (関東地方)45.3%! 😱
「さァ!映画にもして一稼ぎすっぺ」と東宝で映画化……と思ったら、高部知子が《ニャンニャン写真事件》で謹慎に...
急遽、渡辺典子 主演で映画化。メイクがほとんどホラー映画。……こんな不良は嫌だ...
監督は、斎藤光正。お父さん役は藤田まこと(テレビは前田吟 )、お母さん役は いしだあゆみ( テレビでは小川真由美 )。
穂積隆信も一躍、教育界から引っ張りだこになったが、そこを頂点にして不幸のどん底に...
悪徳会計士による多額の負債、妻の自殺、本の主役になった娘が35歳で多臓器不全で死亡。再婚した妻が脳梗塞と不幸の釣瓶打ち...😭
⑧『凶弾』(82年)……《お天気おじさん》になる前の石原良純のデビュー作。また、松竹映画元社長を父に持つ《松竹の貴公子》奥山和由の初プロデュース作品。
1970年に起きた『瀬戸内シージャック事件』をモデルに映画化。監督は、村川透。
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