19世紀アメリカの偉大なる発明品綿菓子製造機。物質の三態変化と遠心力を利用してほんのちょっぴりのザラメが一瞬にして子供たちの大好きな綿菓子へと変わります。ふわふわと夢のように膨らんだ綿菓子もその実態はシュガーコーティングされた空気のようなもの。大人になるとからだに悪い煙ばかり好むようになりますが純粋な子供たちは甘~い空気が食べてみたいんです。
子供の頃母に手をひかれて歩いた祭りの縁日が懐かしい。一番欲しがったお面は決して買ってくれはしなかったけれど必ず買ってくれた綿菓子に子供の僕はすっかり満足していました。祭りの特別な華やぎとふわふわの夢のような綿菓子のすてきな思い出。
…もっと見る