すっかり秋らしくなりましたね🍂🍃
秋というと、なんとなく切なかったり
寂しかったり… というイメージで
選曲しました。
ハープ、チェロ、ピアノ、ヴァイオリンと
色々入っています。
曲の流れに気をつかって作りましたので
違和感なく お聴きいただけると思います。
あまりクラシックは… とおっしゃる方にも
ちょっと 聴いていただけたらなぁと(^^)
①レスピーギ『リュートのための古風な舞曲とアリア』第3曲のシチリアーノです。と言いましても、実はこの原曲というのは作曲者不詳なのです。古いリュートの曲をレスピーギが合奏用にアレンジしたものなんですね。それをハープで演奏しています。ゆるやかにたゆとうような曲想が特徴的です。
②モーツァルト ヴァイオリンソナタ第28番 第2楽章です。モーツァルトは『職業作曲家』とも言われ、基本的には依頼を受けて作曲し、それで生活していました。でもこの曲に関しては違います。最愛の母を亡くし、心からの悲しみを自らの意思で音にした曲なのです。この第2楽章は、母の死を悼みながら想い出に浸るモーツァルトの心そのものです。
③チャイコフスキー『6つの小品』より 感傷的なワルツです。ピアノ作品ですが、よく弦楽器でも演奏されます。とてもメランコリックな 美しいメロディです。
④ブクステフーデ『シャコンヌ ホ短調』です。北ドイツのオルガニストで作曲家だったブクステフーデは、数多くのオルガン曲を遺しています。この曲は、ほの暗い色彩の中で美しい旋律がドラマティックな起伏を描きます。まるで神秘的な詩のような作品です。
⑤アンリエット・ルニエ『Andante religioso』です。ルニエはフランスのハーピストで作曲家、女性の社会進出が受け入れられない時代に 自立し成功した女性芸術家の先駆者でした。穏やかで気持ち落ち着く、素敵な曲です。
⑥ドビュッシー『美しき夕暮れ』です。歌曲ですが 18歳頃の作品と言われており、若き日のつかの間の幸せや虚無感をとても美しく表していると思います。
⑦スクリャービン練習曲Op.8-4です。5連符と3連符が複雑に絡み合い、とても神秘的な雰囲気です。
⑧ドビュッシー『月の光』です。ピアノではなくハープを選んでみました。吉野直子さんは世界で活躍されている大変素晴らしいハーピストです。
お楽しみいただけましたら 嬉しいです(^^)
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