ポルカ🌺全知全能⚡📍️🔴
ついに出た💕
2017.11.08✨
■ポルカドットスティングレイ
柴那典が徹底分析、超常ハイカラギターロックバンド
ポルカドットスティングレイが、メジャーデビュー作となるバンド初のフルアルバム「全知全能」を11月8日にUNIVERSAL SIGMAからリリースする。
「テレキャスター・ストライプ」のミュージックビデオを発火点にネットユーザーを中心に注目を集めてきたポルカドットスティングレイ。その人気はライブハウスでも高まりつつあり、ワンマンツアーのチケットは毎回争奪戦となっている。そんな4人が満を持してメジャーデビューすることを記念し、音楽ナタリーでは音楽ライターの柴那典による考察コラムを掲載。常に何かを企み続けるポルカドットスティングレイというバンドについて、分析してもらった。
2015年に地元・福岡で本格的に活動を開始したポルカドットスティングレイは、2016年3月に代表曲「テレキャスター・ストライプ」のミュージックビデオをYouTubeにて発表。口コミで広がり公開から半年で100万回再生を突破したこの楽曲を発火点に、バンドは本格的なブレイクへの道をたどってきた。
その背景には、音楽はもちろんビジュアルや映像、ライブの演出、SNSでファンを巻き込む企画など、さまざまな方面でアイデアを凝らすバンドの戦略性があった。
キャッチコピーは「何かを企む、超常ハイカラギターロックバンド」。全曲の作詞作曲を手がける雫(Vo, G)は、ジャケットのイラストやMVのシナリオ構成、グッズのデザインも自ら担当する。ゲームディレクターも務める彼女のセルフプロデュース能力とクリエイティビティが人気の拡大をあと押ししてきた。
この記事ではそんな観点からアルバムに至る歩みを振り返っていきたい。
ポルカドットスティングレイが初のワンマンライブ「ポルカドットスティングレイpresents『ポルフェス02 教祖爆誕ワンマン』」を東京・red clothにて行ったのは2016年10月のこと。すでに早耳のロックファンの中では注目の存在だったため、チケットは争奪戦となった。
教祖爆誕!ポルカドットスティングレイ初のワンマン大盛況
このライブでバンドからファンへのプレゼントとして配布されていたのが黒猫のキャラクター・ビビのお面だった。雫の愛猫をモデルにしたビビは、その後も公式サイトやグッズなどでも広く使われバンドのアイコン化。アルバム「全知全能」の2種類の初回生産限定盤“はじめてのぼうけんパック”“いつでもいっしょパック”でも、それぞれアニメーションDVDやTシャツでフィーチャーされている。
バンドは2016年11月にタワーレコード限定で、初の全国流通盤「骨抜きE.P.」をリリース。発売に先駆けて収録曲「人魚」のMVも公開された。雫がシナリオ、加藤マニが監督を務めたこのMVは眼科やバスタブ、プールの中などのシチュエーションで4人が演奏をするという内容。「テレキャスター・ストライプ」もそうだが、サムネイル画像が目を引くのも彼らのMVの大きな特徴だ。
その頃からテレビやラジオ、雑誌などのメディアから「次のブレイク候補」として取り上げられることも増えてくる。AndroidのテレビCM「見せたい写真、パッと出る」編へ出演し、BGMとして井上陽水「夢の中へ」をカバーしたことも話題を呼んだ。
2017年2月、バンドは全公演チケットが即日ソールドアウトとなった初のワンマンツアー「ポルカドットスティングレイ 2017 TOUR 骨抜き」を開催。筆者はその最終日である2月19日の東京・WWW公演を観た。そこで強く印象に残ったのは、バンドとしての確かな演奏力とセンスだった。
MVや音源では雫のキュートな存在感に目が行きがちだが、ステージではエジマハルシ(G)、ウエムラユウキ(B)、ミツヤスカズマ(Dr)も含めて四者四様の立ち振る舞いを見せる。特にエジマの色気あるギターフレーズや技巧派のソロはバンドにとっての大きな魅力となっているのを感じた。
ポルカドットスティングレイ、東名阪で“骨抜きにする”ワンマン
このライブで告知されたのが、4月にリリースされた全国流通盤「大正義」の発売だ。ライブ終了後には「エレクトリック・パブリック」のMVが公開され、「#正義と踊れ」というハッシュタグと共に多数のファンがツイートした。
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■BYマイナタリー■
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