どういう音楽をその頃どんな気持ちで聴いていたのかはよく覚えている。8.はその時の生活の全てを語っている。マニラに住んでて、自分の世界は小さかったが世界が太刀打ち出来ないほど大きく感じた。今でも亡き父を思い出す時のテーマソング。オレンジ色のフィリピン。7.この頃の自分のテーマ。絶対ロクな大人になれないと思っていた。当たってるよ実際。6.何だろう、自分に対する応援歌かな。感覚的にはlet it beに近いか。今じゃ、気分を上げる曲はあっても応援歌はいらない。あの時の僕、応援歌あって良かったね。5.好きな子への気持ちと青空、何も出来なかったけど何か助けになりたかった。でも君は口が悪くて近くにいるには危険が大きかった。4.ライトハンド奏法を知らなかったので、いつもどうやって弾いているのかイヤホンに集中して聴いていた。この頃は両耳で訊けたね。今じゃ片方の耳はおかしなことになってるよ、大切にしなかった罰だ。右側のヤツ、ごめんね。3.綺麗なことの象徴。でも曲の最後のコーラスに霊の声が混じって聴こえる。当時の自分の世界にはそういうものも含まれていた。この曲はハッピーエンドじゃないんだ。1.2.男子の間で流行ってた。この頃は男子の曲と女子の聴く曲というのがあって、お互いに聴く曲を小馬鹿にしてた。これは男子の曲。今でもそのことは、くだらないとおもう。で、女子はユーミンとオフコース。最低。とその時は思ってた。あんた、考え狭すぎ、馬鹿だよね。でも、この頃に洋楽に目覚めたんだ。おこずかいは、カセットテープと映画に消えた。英語の本しか無かったし、日本の本はバカ高かった。日本に帰ってからは、飢えてたように、本を買いまくったです。そんな、心の中は、ぼっちぽい、せつなの時代です。
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