《触発される音楽たち》第13弾!
今日のゲストは、甲斐バンドのみなさんでぇ~す!
パチパチパチ 👏👏👏 (゚∀゚ノノ"☆パチパチパチ
1974年に福岡で結成された「甲斐バンド」は、ロックと呼ぶには フォークっぽいが、その世界観が 今までのバンドにない クールさで、男子が憧れるバンドになりました。
一般的には1979年の『 HERO (ヒーローになる時、それは今 )』。SEIKOの時計のCM曲で、大ヒットして、多くの人に知られるように なりました。
①② 『漂泊者 ( アウトロー )』(80年) & 『新型キャデラック』(79年)
甲斐バンドの『漂泊者 ( アウトロー )』は、15枚目のシングル。
フジテレビの『土曜ナナハン危機一髪』の主題歌。
連ドラではなく、単発の1時間半枠で 19時半から始まるフジ版『土曜ワイド劇場』みたいなものか。
杉田成道や河合義隆 など、映画でも活躍するディレクターが参加。
アルバムは7作目のスタジオ・アルバム『地下室のメロディー』に収録。
アンリ・ベルヌイユだね。ノワール憧れか...
『新型キャデラック』は、ザ・クラッシュの2枚組アルバム『ロンドン・コーリング』からの1曲。
このアルバムは、2003年版「ローリング・ストーン誌」グレイテスト・ロック・アルバム 500 の第8位 に輝く名盤!
タイトル曲『ロンドン・コーリング』は、永遠に聴き続けられる名曲。
甲斐バンド、果敢に挑戦です!
③④ 『テレフォン・ノイローゼ』(76年) & 『家には帰れない』(74年)
スパークスは、アメリカ出身のロンとラッセルのメイル兄弟が結成したバンド。
皮肉かつ辛辣な歌詞だが、オルタナティブ系に固執しない 自由な曲作りするバンド。
なんていったって ジョルジオ・モロダーとも組み、
デペッシュ・モードやニュー・オーダーら
ニュー・ウェーヴやエレクトロニカ勢に影響を与えました。
『家には帰れない』は、74年の ボートに拉致られた二人のジャケ写でお馴染みの『恋の自己顕示』からのシングル・カット。
「母なる大地に 背を向けては ならない」
と、歌います。
英国チャートで 最高位 13位。
イギリスで活動してたけど、アメリカに帰りたい感じが出てますね。
甲斐バンドの『テレフォン・ノイローゼ』は、6枚目のシングル。
アルバムは、テネシー・ウイリアムズ《触発》の『ガラスの動物園』からのカット。
見事なアレンジですね。
⑤⑥ 『かりそめのスウィング』(75年) & 『マイナー・スウィング』(37年)
ジャンゴ・ラインハルトは、ベルギー出身のギタリスト。
ジプシー・ミュージックとスウィング・ジャズを融合した、ジプシー・スウィングの創始者。
『続荒野の用心棒』の主人公 ジャンゴ の由来にもなりました。
監督のセルジオ・コルブッチが大ファンで、やけどによる 左手の薬指と小指の障害をものともせず、練習によって ハンディキャップを克服したジャンゴ・ラインハルトに、傷だらけの主人公《ジャンゴ》を重ね合わせたようです。
甲斐バンド『かりそめのスウィング』は、3枚目のシングル。アルバム『英雄と悪漢』から。
75年頃に、この曲を出すセンスが抜群ですね。アレンジの仕方が秀逸!
私も大好きな曲。
⑦⑧ 『港からやってきた女』(79年) & 『朝日のサンフランシスコ・ベイ』(78年)
リー・オスカーは、デンマークのコペン禿ん 出身のハーモニカ奏者。
『朝日のサンフランシスコ・ベイ』は、セカンド・アルバム『ビフォー・ザ・レイン』からシングル・カット。
スライ&ファミリーストーンのドラマー、グレッグ・エリコのプロデュース。
ピットブルが ケシャと組んだ『ティンバー』(13年)が、この曲をサンプリングして、66ヶ国以上でチャート 1位になりましたね。
甲斐バンドの『港からやってきた女』は、6枚目のスタジオ・アルバム『マイ・ジェネレーション』の中の1曲。
センスのいい洋楽に《触発》されて 作られた曲に、我々のセンスも磨かれたんですね。
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