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クラッシック音楽には馴染みのない方も、なんとなく聞いたことがあるクラッシック音楽のプレイリストです。 今回はヴァイオリンがメインとなっている、協奏曲以外の作品を集めました。 #1 エドワード・エルガー作曲 「愛の挨拶」 エルガーが婚約者にプロポーズする際のプレゼントとして作曲された。もとはピアノ独奏曲だったが、最近はピアノ伴奏の弦楽器で演奏されることが多い。甘い旋律から人気の曲で、日本では「威風堂々」と並ぶエルガーの代表曲。固定電話の保留曲としておなじみ。 #2 フリッツ・クライスラー作曲 「愛の喜び」 #3,4のクライスラー作品と共に「3つのウイーン古典舞曲」と呼ばれる彼の代表作。曲の冒頭から飛び跳ねるバイオリンの音が心の底から湧き上がる喜びを表している。またバイオリンと似た旋律をピアノが追いかけて演奏することで、男女がワルツを踊っている雰囲気も感じられる。 #3 フリッツ・クライスラー作曲 「愛の悲しみ」 クライスラーの「3つのウイーン古典舞曲」の一つで、特に#2とは対で演奏されることが多い。また#1,2と共に「愛の三部作」と呼ばれることもある。ゆったりとしたテンポのワルツのリズムにのって、心に残る美しい旋律が広がる。 #4 フリッツ・クライスラー作曲 「美しきロスマリン」 クライスラーの「3つのウイーン古典舞曲」の一つ。「ロスマリン」はハーブで有名なローズマリーのことだが、この曲では「美しい女性」「愛しい女性」の意味で使用されている。ワルツではあるがとても軽やかで華やかな印象の曲。 #5 ジュール・マスネ作曲 「タイスの瞑想曲」 オペラ「タイス」の第2幕第1場と第2場の間で演奏される器楽曲。このオペラは娼婦のタイスと修道士のアタナエルの恋物語を描いたもので、タイスが改心して信仰の道に入ることを受け入れる場面で流れる重要な間奏曲。旋律の美しさから、数多くのバイオリニストがアンコール曲として使用している。タイスという人が作曲した曲と勘違いされやすい。 #6 パブロ・サラサーテ作曲 「ツィゴイネルワイゼン」 「ツィゴイネルワイゼン」とは「ジプシーの旋律」という意味。曲調は劇的でありながら哀感が漂い、世界中の人が好んで聴く曲になっている。演奏者にとっては高度なテクニックを要求される難易度の高い曲。日清焼きそばUFOやロッテのキシリトールガムのCM、羽生結弦のフリースケーティングにも使用されたことがある。 #7 アントニン・ドヴォルザーク作曲 ユモレスク(8つのユモレスク作品101第7曲) 「ユモレスク」とはユーモラスで軽快な器楽曲の形式のこと。冒頭の細かい音が4つづつ続くのは、汽車の車輪がくるくると動く音を表現したとのこと。ドヴォルザークはアメリカに長期滞在していたが、母国のチェコに夏休みで帰国した時のウキウキした気分で作曲した。ちびまる子ちゃんやジブリアニメなどでも使用された。 #8 L.V.ベートーヴェン作曲 ロマンス第2番ヘ長調作品50 ベートーヴェン28才の時の作品で、まだ交響曲を1曲も作曲していない若さにあふれていた頃の作品。瑞々しいメロディーは彼の全作品の中でも最もロマンティックなもののひとつ。超絶技巧を必要とされる作品ではないので、演奏者の個性・センスが試される曲。
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