モリシー（Awesome City Club） "My Beatles"

●プレイリストを作成した中で、こだわった点はありますか？ このプレイリストを作る時に決めたテーマが「Lullaby from The Beatles」。ACCの2ndアルバムに収録されてる「Lullaby for TOKYO CITY」をビートルズの楽曲でできたらなと思って考えてみました。 もともとビートルズのミディアムナンバーがすごく好きで、普段自分でも寝る前に聴く曲を並べました。その中で静かな曲をただ入れるのも芸がないと思って、1～7曲をそれぞれを主人公に見立てて、最後「Good Night」でエンディングを迎えるように映画を見てるようなプレイリストにできるようこだわりました。 1曲ずつ歌詞を見ながら聞いてみると面白いと思います。色んな主人公がいるので。 ジョンとポールは言わずもがな好きなのですが、ジョージとリンゴの歌声も好きで、2人がリードボーカルをとっている曲も入れて4人全員が歌ってるプレイリストにしようと思いました。4人でこそビートルズですしね。ジョージとリンゴは歌ってる曲も少ないので1曲ずつですが、ジョンが3曲、ポールが3曲、バランスを取れるようにしました。 ■The Beatlesに対する思いや思い出はありますか？ 初めてビートルズを聴いたのは中学生の時、週に1回給食の時間にビートルズをかける日があったんです。その中で「A Day In The Life」が毎回流れていて、あの印象的なストリングスがずっと教室に鳴り響いてました。それがビートルズの原体験です。 「この音楽なんだろな？」と思って父親に言ったら何枚かCDを持ってて、そこから好きでよく聴くようになりました。 それから高校生になり、初めてちゃんと組んだバンドがビートルズのカバーバンドでした。 「Rubber Soul」収録の「Wait」から拝借して「The Waits」という今思うと恥ずかしいバンド名（笑）でもなぜか「Wait」は演奏せずに、「I Saw Her Standing There」と「All My Loving」最後に「Helter Skelter」でギターを弾きまくるのが毎回の流れでした。すごくエキサイティングでした。 僕のバンド活動の原点はビートルズから始まったんです。彼らがいなかったらバンドやってなかったかもしれないですね。