『シカゴ音響派』と呼ばれる音楽集団が、世のハイセンスな音楽愛好家たちの耳を惹き付け、破竹の勢いで斬新な音楽を発信し続けた時代がありました。ジョン・マッケンタイア、ジム・オルークという2大プロデューサーを中心とし、StereolabやTortoiseあたりが代表格でしたね。ちょっと変テコでユルめの曲調、精緻なミックス、鉄琴やシンセなど楽器の多用、キッチュでオシャレな世界観が特徴。のちに『ポストロック』というカテゴリーに括られて行き、『シカゴ音響派』という言葉はあまり聞かなくなりましたが、とても楽しく刺激的な時代でした。
…もっと見る