ポケットの中にしまいこんだまま
見失っていた愛のそのカタチが
きみの笑顔で可視化する。
煙のように漂っていただけの視線が
きみの笑顔にすうっと吸い込まれていく。
魔法にかけられたぼくはピエロ。
七日七晩来る日も来る日もぼくがきみを笑わせてあげる。
何でもぼくに話してごらん。
きみの中のちっちゃな悲しみひとつひとつをぼくが笑いに変えてあげる。
この世はイマジネーション次第。
焼け野原は瑞々しい草原に
死の世界には美しい妖精たちを踊らせよう。
口角をきゅっと上げてみて。
きみが笑えばぼくも笑う 鏡の世界のそっちとこっち。
涙なんかは似合わない。
真面目ぶっても始まらない。
ましてや愛してるなんて言葉など。
すべてを仮装の下に隠して
ピエロのぼくがきみを笑わせてあげるから。
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