懊悩 no.no.

はかないものだねしあわせって しあわせって思った瞬間に それが去ったあとの虚しさを思ってしまう 懲りないものだね人間って あやまちを繰り返すのが人間と さかしら顔にうそぶく声はかなしい 歴史は繰り返すものかしらん 真実は巧妙に隠され続けてきたから 僕らはほんとうの敵が誰なのかを 常に見誤り続けてきた 僕らが享受してきたつもりの平和な時代も 彼らによる計画的な采配の下でうまれた ほんの偶然に過ぎないような 束の間のモラトリアムであったのかもしれない 二百年に及ぶ彼らの人類支配の計画は ここにきて漸く 完成へ向けての最終段階へと突入した 唐突にそして強引に 無知と無関心は僕らの最大の罪であった 今ならまだ間に合うかしらん 歴史の重い鉄槌は下るであろうか 彼らの上に？それとも僕らの上に？ 善と悪の見分けのつかぬ無邪気な赤子のように 大きな父親の手が救いだしてくれるのを僕らはただ待つだけで良いのだろうか むしろ今は厳しい現実に恐れずに向き合い 本気で思い悩み苦しむべきではないだろうか 二度とあやまちを繰り返さないためにも 問題の本質はすでに浮き彫りにされたのだから 僕らは抵抗しよう 抵抗し続けよう 僕らの平和を永遠のものとするために