The moon’s a harsh mistress”(『月は無慈悲な夜の女王』)
ほら、黄金色の帆を広げて
空を背に飛んでいくあの姿
触れそうなほど近いけど
気をつけて触らなきゃ
あたたかく輝いて見えるけど
月は容赦知らずの女王様
冷たい顔をすることだって
太陽が輝きだすと
ほんとう、とてもいい気分
月は幻のように山を抜け
木々の中から顔を出す
そして夜の帳がおりるとき
月は容赦知らずの女王様
なかなかうまく愛せない
目の中から洗い流されて
心の中から掃き出されて
ドスンとうつ伏せに倒れて
つまづいて星を見失って
一人どんどん落ちてゆく
月は容赦知らずの女王様
空は一面石だらけ
月は容赦知らずの女王様
自分ひとりのものじゃない
原曲は、Jimmy Webbの曲。
彼が、ロバート・A・ハインラインの同名SF(邦題:「月は無慈悲な夜の女王」)に触発されて
作った曲。
1982年に30歳で自らの命を断ったノルウェーの夭折の歌姫ラドカ・トネフの澄んだ歌声が心に響く。
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