【灯りを二段階落として聴きたいフラメンコの世界🌛】
有名な女性フラメンコ歌手といえば、ペネロペ・クルスが主演の映画「Volver(ボルベール)」https://youtu.be/3PJiNOJsK8Eの主題歌を歌ったエストレージャ・モリエンテ(4曲め)が思い浮かびますが(映画の内容はイマイチ意味が解らなかったけど…🤔)、(1曲めの)エスペランサ・フェルナンデス💃🏼実はこの人も同じく今や著名な女性カンタオーラなんです!エストレージャほど声質が繊細ではないものの声そのものが太くシブく感情豊か!フラメンコ聖地トゥリアで身につけたスキルはさすがに半端ない!?アルバム「レクエルドス」はバックのギター演奏がこれまたレベルが高めで、夜のひんやりした頃に聴いているかのような居心地の良いサウンドに仕上がってます。しかし残念な事にAWAではアルバム2枚しか配信されてないので興味がある方はどうかSpotifyで……😁
あっ!それとAWAのリスト作ってて最後に激しい曲をもってくる事はないのですがフラメンコの宴はブレリア(Bulería)っていう一番テンポが早い激しい曲でシメるのがおキマりなんです!コレって面白いですよね〜😊✨全体がピシッとシマる印象になってパチパチ👏🏻したくなるので覚えてたら意識して聴いてみてください!んな訳で以下はフラメンコのリズム表です↓↓↓
参考までに……三(((((´ω`;)
★ソレア (Soleá)
soledad (孤独)が由来とされ、「カンテの母」と呼ばれ、フラメンコの最も古い形といわれる。深みと威厳のある曲種。
★アレグリアス (Alegrías)
カディス発祥であるがルーツはスペイン北部のホタにあるとされる。alegría(喜び)という語源通りの明るく陽気な曲種。ダイナミックで爽快なバイレが特徴。
★ブレリア (Bulería)burla
(あざけり)が語源といわれる。ソレアから派生した。最もテンポが速い曲種であり、激しい曲調を持つ。宴の締めによく使われる。
★シギリージャ (Siguiriya)
変拍子風の複雑なリズムを持つ。簡素で厳格な曲調であり、カンテは嘆きを表現する奥深いものである。
★マルティネーテ (Martinete)
ギターの伴奏を伴わないカンテの一つ。ヒターノの生業である鍛冶屋が発祥といわれ、ハンマーで金床をたたく音のみで伴奏されることがある。
★タンゴ (Tango)カディス発祥のほか、トリアーナ、グラナダ、マラガ、エストレマドゥーラ等にみられる。2拍子でノリのよい明るい曲種。アルゼンチン・タンゴとは別種。宴の締めによく演奏される。
★ティエントス (Tientos)
「手探り」の意。タンゴの持つうねりをより強調した、ゆったりした曲調のものが分化したもの。
★タンギージョ (Tanguillos)
小さなタンゴの意。タンゴよりも速く、ユーモラスで愛嬌あふれるバイレが特徴。カディスのカルナバル(謝肉祭)で歌われるものが有名。
★セビジャーナス (Sevillanas)
セビージャ発祥の舞踊曲が起源。4曲で1セットで、明快な曲調。ステップは易しく、バイレの入門曲に使われる。
★ファンダンゴ (Fandangos)
スペイン各地に存在した舞踊曲が起源。アンダルシア西部のウエルバのものが著名。
★マラゲーニャ (Malagueña)
マラガ発祥のカンテ。当地の舞曲的なファンダンゴが自由リズム化したもの。
★グアヒーラ (Guajira)
キューバにおいて「(白人系の)田舎者」を意味する。かつての植民地キューバの民謡がスペインに持ち帰られ、フラメンコに取り入れられたものとされ、キューバには同名の民謡が存在する。
YouTube
■Esperanza Fernandez
https://youtu.be/qxTEa7w060k
■Estrella Mrente「Volver」
https://youtu.be/pGEhU9lT7f0
(2020/06/02)
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