穏やかな羊水と
胎音の中で
七色のウェーブが
生命の至福のときの
永い永い眠りから覚醒する
私が私自身に
はじめて問いかける
小さな声で
小さな肌触りで
誰もが
思い出になってしまう前に
この果てしない
花園のようなところを
通っていったのでしょぅ
目覚めるためにここへ来て
欲望も罪も
知り尽くしていながら
再び海を分けて
以前のように冷たい土の上に
足をおろす
地球でありながら
まるで地球とは別の
何かであるために
果てしなく繰り返される
宇宙のカオスを証明するため
海を分けて立ち
宇宙を見つめる。。。
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