ニッポン放送の『オールナイトニッポン』を一生懸命 聴いた あの頃!
古林の《不幸の尺八》
村田英雄コーナー
東と丸山の《ツーツーレロレロ》
松尾憲造が深夜に「弟子にして下さい!」と待ち伏せし
大阪百万円、誰なんだ吉武、キドカラー大道 etc
くだらない事に全力投球だった タケちゃん!
タマキンも全力投球だった。
まさか、こんな大物になるとは ねぇ~
世界の北野!コーマンドール賞ですよォ~ ⤴︎
そんな 《世界の北野武》 のワールドワイドなSoundtrack の特集です!
鶴太郎が、竜鉄也のマネをし、キャバレーネタをやってたビアガーデン放送も良かったですね。
「今日は錦糸町キャバレー『ル・トン』にようこそ いらっしゃいました。
ここのホステスさん、お綺麗な方が多くてね
コチラの方なんて 山口百恵さん に似ていらっしゃいましてね
お隣の方は、桜田淳子さんに似てらっしゃいまして
で、コチラはジュディ・オング
で、コチラはキング・コング 」 ドッカン😄
①⑧『戦場のメリークリスマス』(83年)……
製作は 後に『ラスト・エンペラー』(87年)を作る ジェレミー・トーマスの製作費 16億の日本にしては超大作。
サー・ローレンス・ヴァン・デル・ポストの『影の獄にて』に収録されてる
『影さす牢格子』(54年)と『種子と蒔く者』(63年)が原作。
主演は デヴィッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけし、トム・コンティ、ジャック・トンプソン。
他にも、無名時代の三上博史、内藤剛志など出演。
キャスティングは2転3転して
ジャック・セリアズ役は、ロバート・レッドフォード、若きニコラス・ケイジが候補に。
ヨノイ大尉に、沢田研二、三浦友和、沖雅也、滝田栄が候補に。
ハラ軍曹に、緒形拳、勝新太郎、若山富三郎、菅原文太が……
結果、様々な理由から現在の《奇跡のキャスティング》に決まりました。
もし、坂本龍一もたけしも この映画に参加してなかったら……
歴史は大きく変わってましたね……
世界の大島渚監督からオファーを
「怒ったら 辞めちゃうよ」
との事で受ける たけしと坂本。
ロケ地のラロトンガ島で、
トカゲに キュー出しする大島渚
たけし、坂本龍一に怒れないから、スタッフや他の役者に怒る 大島渚など
オールナイトニッポンで たっぷり笑わせてもらいました 😁
デヴィッド・ボウイと坂本龍一の《ほっぺにチュー》シーンのブレは、カメラの故障によるもの...
……まさに、奇跡が集まって 出来上がった感じですね。
1983年の第36回カンヌ国際映画祭で、パルム・ドールは今村昌平 監督の『楢山節考』に取られましたが、記録よりも記憶に残る
現在でも刺激的な映画だと思います。
②⑦『座頭市』(03年)……
第36回 シッチェス・カタロニア国際映画祭 グランプリ。
第60回 ヴェネツィア国際映画祭 監督賞( 銀獅子賞 )他
配給 ミラマックスで、全世界興収 3228万$ 稼いだから、大成功!
勝新太郎 以外 演じられるとは思えなかったキャラクターを、たけしが 興味深く演じました。
ま、これによりハードルが下がり、
香取《キャラマシーン》慎吾も 演じる 大惨事が起きました。
たけし版『座頭市』のラスト
「盲の方が、人の気持ちが わかるんだよ!」
が、決まってましたよね!
③⑥『ゴースト・イン・ザ・シェル』(17年)……
士郎正宗の原作マンガ『攻殻機動隊』を、ハリウッド・ドリームワークスが 1億1000万$をかけ 製作しました。
監督は『スノーホワイト』(12年)の ルパート・サンダース。
主演は、スカーレット・ヨハンソン、ピルー・アスベック、ビートたけし、ジュリエット・ビノシュ。
桃井かおり、福島リラ も出ています。
日本人の草薙素子を、スカーレット・ヨハンソンが演じる事で論争が起き
白人優位主義の《漂白映画》と批判されました。
スカーレット・ヨハンソン自身
「もう二度と、人種的に異なる役は演じない」
と、日本人役を引き受けてしまった事を、後悔しています。
でも、こんなデカい映画で日本人役をしてくれたスカーレット・ヨハンソンに、私は 感謝してます。
ま、中条あやみ、ホラン千秋、ローラも 日本人なんだから、別にいいですよね。
たけしは、武闘派の上司 荒巻大輔役。
やる気無さそうに、椅子に深く腰かけてます。
で、もちろん『アウトレイジ』っぽく 撃ちまくります!
原作は知らないんだけど、この 撃ちまくるキャラで合ってるの?
ヨハンソンに《カンペ》を持ってもらったそうです 😁
世界興収は1億6980万$ と、赤字の結果に……
『アキラ』の実写化や、ロバート・ロドリゲスの『銃夢』も やべえな...
④『女が眠る時』(16年)……
スペイン人作家 ハビエル・マリアスの同名短編小説を、『スモーク』(95年) で ベルリン国際映画祭で 銀獅子賞を撮った ウェイン・ワンが映画化。
主演は ビートたけし、西島秀俊、忽那汐里、小山田サユリ。
リゾートホテルに来た若い夫婦が、年の離れた男女の 不可思議で異様な関係を 覗き見てしまう エロティック・ミステリー……
よくわからんストーリーだったが、様々な解釈が出来るストーリーは、謎めいて魅力的。
ウェイン・ワンは、たけしと意見を交わしながら撮影したとの事。
⑤『 JM 』(95年)……
サイバーパンクの代表的作家 ウィリアム・ギブスンの短編小説『記憶屋ジョニィ』の映画化。
キブスン自身、脚本で参加。
監督はニューヨークのニュー・ペインティング・アーティスト ロバート・ロンゴの初監督作品。
主演は キアヌ・リーブス、ビートたけし、ドルフ・ラングレン、ディナ・メイヤー
また音楽界から アイス・T とヘンリー・ロリンズ。
多彩な才能が集結した。
たけしのハリウッド映画デビュー作。
当時、アクション映画『 フル・ブラッド 』に主演って言われてて
期待して待ってたら、いつの間にか こっちの企画に。
たけしが日系カナダ人俳優 デニス・アキヤマ 演じる部下と会話するシーンで、下手な日本語を使うアキヤマに
「お前、何 言ってるかわかんねぇんだよ! 英語を使え!」
って言うシーンは、アドリブじゃあるまいか。
外人の脚本家には書けないよね。
脳に埋め込まれた記憶装置に 情報を入れて依頼者に運ぶ 仕事をする ジョニー ( キアヌ・リーブス )に 依頼されたのは、容量を超えた《人類の希望》のデータだった……
批評は悪いんだけど、前述した通り 多彩な才能のキャストが魅力的。
ビジュアルも良く、『ブレードランナー』と似て非なるアジアンテイストも惹きつけて離さない。
2013年頃に TVシリーズのニュースが流れたけど、頓挫したのかしら?
私にとって、キアヌ・リーブスと渡り合う北野武を見れただけで、特別な映画なのです。
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