繰り返される日々の音 ガラクタ作る夜更け過ぎ 泣きつく誰かもいなくて 錆びつく喉の奥の奥 置いて行かれる虚しさに 悔いて戻れぬ若き日々 孤独と塵紙に埋もれ モノクロ僕は僕であれ 夢を見たその先に 何もないことは知っているのに 目を逸らした 気づかずに 消えた背中まだ見えないまま ペトリコール 進みだした時間と この季節に生まれた意味を 独りのまだ暗い長い けもの道を 月の光の示すままに 雨音荒ぶ暗闇を 吐いて流れる千切れ雲 多くを願うでもなくて モノクロ僕は僕であれ 夢を見たその先に 何もないことは知っているのに どこへも進めなくて 濡れた目から零れ落ちるもの ペトリコール 疼きだした予感と この季節に生まれた意味を 独りのまだ明けない 夜の中で 次の光を探すように ペトリコール 進みだした時間と この季節に生まれた僕の 祈りとまた違うような 夜明けを ペトリコール 進みだした時間と この季節に生まれた意味を 独りのまだ暗い長い けもの道を 月の光の示すままに 月の光の示すままに