気易い言葉で 転がり落ちていく 闇から闇へと 誘う人の群れ 皆 囚われのお人形 火を噴く 太陽が 大地を焼き払う 処女の涙は 爛れた硝子の色 拾い集めては血を流す 泣いたら良い 乾涸びるまで 壊れて しまわぬように 貴方はもっと素直だった そうでしょう 思い出して 止めないで その激情を 迸るまま 躰ごと 全部剥き出して 髄は何色? 誰も貴方の顔は見ないよ せめて隣に居てあげる 試して試されて 変われるものならば 今頃私は 眠りにつけたかしら 何処で運命が分かれたの 泣かせないで まだ此処に居て 感じて この体温を 貴方はもっと孤独だった そうでしょう 顔を上げて らしくあれなんて 奇麗ごと 誰でも言うさ 犠牲の上に狂い咲く 愛は何色? 私の声 呼吸してる 貴方の為に 悦楽の夜重ねたら 恋は緋色 止めないで その激情を 求めてやまぬ 躰ごと 全部剥き出して 髄は何色? 誰も貴方を理解出来ない せめて隣に居させて 夜が明けるまで