儚く苦しい夢想に 縋る夜 もう少し側に居て 高鳴る事を 忘れた鼓動 大嫌いな 陽射しの中 ただ 1人だけ 僕を呼んだ 声が理由に 成る迄 強くなりたい とは思わないけれど 君を守りたい なんてダメかな 儚く苦しい夢想に 縋る夜 もう少し側に居て 届かないと思い知る度に 手を伸ばしてしまうのは 僕の為なのか 猛毒の様な言葉で さぁ今夜も蝕んでいく 「現実」という夢の中 大言壮語 飾り付けても 言葉がまた 宙を舞う ねぇ 振り向いて 笑いかけて (そんな事はあり得ないって) わかってる 交わる事のない 運命 その形 歪めてしまいたい 鮮やかな色なほど 毒は強く苦しい 身体を巡って 僕を支配していく そう 幸福を理解するんだ 「夢」という君の中 届かないと思い知る度に 手を伸ばしてしまうのは 僕の為なのか 猛毒の様な言葉で さぁ今夜も蝕んでよ 君が遠ざかる度 陽射しがまた邪魔をする 突き刺す痛みが 僕を溶かす夜まで そう また溺れさせてくれ 「君」という毒の中