事の始まりはこうでした 君が帰宅した途端違ってた 朝の目覚めはいつもの二人でした 夜はひとりぼっちでした 「どーなってんだ? どーなんだ?」 まさに晴天の霹靂だ 「何バレたんだ?どーしてだ?」 なんで君怒ってんだ? 何も言わない細い背中に どこからかくる嫌な予感 認めなきゃこりゃマズい状況 その前にしろ自問自答 焦りながらもまずは携帯チェック 犯罪者みたいです… やましい履歴は特にないし だけどまだ安心はできない 君からの言葉をとにかく待って 今日は眠りにつこう 日付変わりア然とした カレンダーに書いたハートマーク こいつは重度の記憶喪失 君の生まれた日でした くだらない事を想像して 戻らない時間を悔やむ 伝えなきゃ今すぐにだって 「ごめんなさい」6文字の感情 今更だってほっぺを叩かれたって まずは良しとしよう さぁ人生一度の賭け フラれても想定の範囲内 だけど君の答えはこうでした それは天使のようでした 君の口からでた言葉 「ありがとう」と5文字の愛情 情けないくらいに頬をつたって 涙が溢れてく 「笑わなきゃほら顔をあげて」 慰められた君の笑顔に 1日遅れ君との特別な日 ハッピーエンドでした