Track by尾島隆英
足元に並べてある スケッチブックを開いてみた 鉛筆で描かれた 清志郎が睨んでる 色だけ派手なラジカセ 小さく流れるイースタンユース そういえばこのアルバム 持っていないな 大事なことが 目の前にあればある程 心はなぜ上の空になってしまう この気持ちに名前があれば なんだろうとか あの人は雨男 突然の土砂降りに 気丈に振る舞ってた その人がうなだれた 正しいことや美しいことはいつでも 移り気だから それにただ誠実に 生きていたとぼんやり思って スケッチブックを閉じた