ちょうど一年前 君は夢の中で 少し伸びた髪を結んで笑っていた 今はどこにいるの? 誰と過ごしてるの? そんな瞬間さえ この手をすり抜けてく 時は無情にも流れてしまうけれど 記憶の中の君だけは ずっと変わらぬまま なんでもないような事を 当たり前に噛みしめられる そんな日常が愛しい この部屋の中に残った香りを 抱きしめてまだ離せない 君だけを… 君が不意に描いた 何気ない似顔絵 今もこの壁から外せず飾っている 時は俺だけをあの日から動かさない 君だけを一人 連れて 遠く滲んでゆく なんでもないような事が 当たり前から外れてゆく そんな日常が苦しい 瞼の裏に焼きついた背中に こんなに手を伸ばしてるのに 届かない… なんでもないような事を 当たり前に噛みしめられる そんな日常が愛しい この部屋の中に残った香りを 抱きしめてまだ離せない この想いがきっといつか 届くと信じているから 君のもとへ…