人に憧れ 恋に焦がれて 追いかけた町 稜線の先 時を忘れて 汽車に揺られて 気がつけば深い 夢の中へ どこまでも どこまでも どこまでもわたしを運んで どこかでさ どこかでさ どこかでさあなたを想うの 当初は豊かな暮らし 今は干上がった夢の小川が 個性の森も根こそぎ刈りとられ いつの間にかみんな同じ顔になった 独りの日々はこりごり だからってなるな数の虜に よりどりみどりに見えるけど 実はひとつのみ 向けられたやさしさにさえも 気付けなくなったいつの間にか 狭くなった空に幾粒の 星がきまり悪そうに光った 時をとじこめた あの駅の待合室で頬を赤らめた 青天鵞絨のソファ 窓から見ればフルカラー 胸を張って戻れるのかな いつかまた いつかまた 人に憧れ 恋に焦がれて 追いかけた町 稜線の先 時を忘れて 汽車に揺られて 気がつけば深い 夢の中へ どこまでも どこまでも どこまでもわたしを運んで どこかでさ どこかでさ どこかでさあなたを想うの