まさにこんな日だった 次の季節まとって 風が運ぶ雨空のなか あてもなく宙を舞った 白いビニール袋 くらげのようだと君は笑った 記憶は切なく甘く無慈悲に 僕を引き裂いてゆくんだ 今更交わす言葉探しても 検討もつかないよ だけど 君の姿を一目みたい 間に合うのなら許し許されたい 走り出してく雨の中 希望に負けた僕を笑っておくれよ 今も同じ世界で 同じ空を見てる 君がどこかにいるってこと 流されてく日常 無感覚に漂って 空音のように僕には響いた 聞いたよ 君はどこか遠くへ 行っちゃうのね 近い未来に いつだってこうなのさ 気付くのは 手遅れの5秒前 だから 君の姿を一目みたい 間に合うのなら許し許されたい くらげみたいにあてもなく 希望に賭けた僕を笑っておくれよ 愛する仕草で傷つけ合った 僕らお互い子供だったね 進んだ別々の時計の針 戻したいわけじゃない だけど 君の全てを知りもしない 愚かだったあの日を謝りたい 先の見えない雨の中 もう一度だけ僕に笑ってよ 君の姿を一目みたい 間に合うのなら許し許されたい 走り出してく雨の中 希望に負けた僕を笑っておくれよ