幼い記憶に残るもの 蔵の風景も匂いも 懐かしい中できらめいた 大切なものを守りたい 繋ぎ合わせて 答え合わせて 問いかけながら 微笑み 涙こぼしながら 輪になる酒を 笑顔になる酒を 継がれたものを この手で繋いでいく 新しい時代のヒトカケラになる 挑み続けてやっと生まれた このしずくを いつの日か描いた この場所に立って やさしさの中で 救われながら 造っていくだろう この酒を 立ち昇る湯気の先にみた 勇ましい背中と張り詰めた空気 あの姿を追いかけて 生きていくのだと決めたから 古くなるもの 壊れてしまったもの 労わりながら 補い手を取り合いながら 感謝の酒を 労う友の酒 営みの中 寄り添い癒していく 小さなメモ帳に 夢を詰め込んで 一つずつ磨き 彩っていく 移ろう季節を越え 支え合いの町の中 確かに生まれた 背中を押す声 想い 浮かべて 僕らの時代の酒 酌み交わそう 新しい時代のヒトカケラになる 挑み続けてやっと生まれた このしずくを いつの日か描いた この場所に立って やさしさの中で 救われながら 造っていくだろう 繋いでいくだろう 目の前に広がるこの景色と