LORELEY

歌詞

その歌声はとても美しく 金色の櫛で髪をとく 山頂の夕陽が水面に 映し出す光るマーメイド LORELEY… その歌声が船を沈めると 船乗り達は恐れていた 嵐に沈む彼の腕を 引き上げた笑うマーメイド LORELEY… 揺れる金の櫛 名前のない町へ 一緒にいこう 約束どおり 世界中の全て 敵にまわしても 全部壊しても 13番号車の 一番後ろ 窓際の席 悲しい顔すんなよ 涙を拭いて そこで待ってろよ 溺れる彼を島まで運んで 「明日もここで」と泳ぎ出した 月の光が作る道で 大きく手を振る マーメイド LORELEY… 「ねえ知らない街へ行ってみたい」 「ドーナツ私も食べてみたい」 「アナタにずっと抱かれていたい」 そう言って泣いたマーメイド LORELEY… 人間だったらな… 名前のない町へ 一緒にいこう 約束どおり 世界中の全て 敵にまわしても 全部壊しても 13番号車の 一番後ろ 窓際の席 悲しい顔すんなよ 涙を拭いて そこで待ってろよ 夕方には港に帰れると 思っていたけど台風さ この嵐を越えた向こうで 彼を待っているマーメイド LORELEY… 2人で生きていく旅に出ると 最終列車で待ち合わせてる 嵐に投げ出された彼の手に お守りだとあげた金の櫛… LORELEY… そこで待ってろよ… 名前のない町へ 一緒にいこう 約束どおり 世界中の全て 敵にまわしても 全部壊しても 13番号車の 一番後ろ 窓際の席 悲しい顔すんなよ 涙を拭いて そこで待ってろよ 波にもがきながら 息もできずに 握った櫛が ほどけてゆく指から 海の底へと 滑り落ちてゆく 13番号車の スカート履いて 窓際の席 ローレライの尾鰭 光に包まれて 足に変わっていた 悲しい顔すんなよ… すんなよ…すんなよ… 13番号車の…「ここで待ってるわ」