夕暮れ 水際のベンチで さっきから独り夜を待つ コンビナートはサンセットピンクに 染められてゆく 離れて眺めた東京 思うより素敵に見えたの ワタシから別離告げたアナタも 風花の日 交わしたあの約束でさえも 薄暮の奥 消え逝く運命だとしても 他の誰かの腕の中で 優しく抱かれても アナタの夢見るの 見えすいたウソをつかれても 振り廻されても ワタシ許すばかり 冷たいの 冷たいのに 愛しい 灰色の都市へ戻ろうかな 週末は誰を誘おうかな ルナは彼氏が出来たらご無沙汰 スパンコールのように きらめく波がサヨナラをする 時間の崖を飛び立って行く思い出に も 他の誰かと恋に落ちて 抱きしめあって 早くアナタを忘れるの 不条理なワガママも デタラメな言い訳でも ワタシ許すばかり 嫌いなの 嫌いなのに 哀しい