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二人並んで

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3
  • 2022.11.30
  • 4:24
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歌詞

二人並んで山間に影は伸びて 西日が雲を橙から桃色へ 叶えたい恋の話をしていたね 白いお月様はあっという間に 高く高く高く 登って行くわ 蒸し暑い夏は充満する緑の匂い 汗ばむ胸に突き刺さる青い蝉時雨 立ち登るグラウンドの砂埃を 避けられず 息を止めた私の 個性を求めたスニーカーの中で踊る 砂利が痛い 痛むんだ 凍える冬は悴んで曲がる指さき 踵に溜まる雪でできたハイヒール プリーツが擦れて赤くなった 膝を抱えて いつも夢見ていた 窓に描いた相合い傘の魔法も 全部全部全部 信じていたかった あの角を曲がれば灯りは無くなって 暗闇に落ちるそれよりも黒い影 ひとりぼっちを知らせる17時の時報 階段 花びら 一番星 二度と 押すことの無いインターフォン 覚えていても繋がらない連絡網 別れの季節に桜の咲かぬ町で 代わりに冷たく背中を押すは吹雪 振り返ることは許されないのに 歩まねど変わる風の温度 色褪せて後ろへと流れゆく これまでの全て 匂いの記憶になる

1曲 | 2022

このアルバムの収録曲

  • 1.二人並んで
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