きみの息 目をつむっても いつもそばに感じているよ 雑踏でよく似た声をきくと 今でもふりかえるよ もう二度と逢えない人よ ぼくに勇気と 青春の脆さ教えたきみは 真昼の街を小鳥のように ぼくの手 こぼれおちていった 悲しみはいつも別々が背負う 大事な夢もかわりになれない 年老いてぼくが変わっても きみを愛した力を覚えていたい 偶然に逢うこともない 消えそうな想い 抱きしめる そしてまた誰かに出逢い 胸を焦がして少しずつ きみを忘れるぼくを許さずにいて 子供のようなまなざしを きみは覚えていて 幸福はいつか別々のちがう 痛みを話せるときにわかる 少しずつでいい 流されてもいい 愛した時間を誇りにしたい さよなら 愛した人よ きみのような厳しさに もう 逢うこともないよ