腐る季節と日々の痕 二重線が僕を刺して 散る花が降りかかる 硝子を孕む君の眼は イチイの色を帯びて 肉の機械を見下した 呼吸するほど、鉄は 未だ脚が無い。ので 尚更に先走るわ赤錆 も裸足も消えん儘で 図上の天気は窓の下 午前零時発の糖衣錠 言いかけた本当に? 暗い色は宙になって 黄色く膿んでいる… 貴方の声が溶けてく 降る施設の日日る糸 クランケは白のなか 突き出す手は肉の襞 機械仕掛けの君の喉 子午線が切るすべて 印は既に置く彼方で 振り返る魚が、病棟 が、叫ばない。ので 殊更に泡立つ砂、46 ℃は網膜で透き通る ひふがさかれていく くちがはがれていk あなたにちかづける タヒの僕は、陸の鰓 春が動かなくてどう しよう毒針は18G バイアルは塩と成て 静寂に、澄んでいる 頭のなかに産んでる 図上の天気は窓の下 午前零時発の糖衣錠 言いかけた本当》に 膨らんで消える熱が 未だ白く膿んでいる 貴方の声が熔けてく タヒの僕は陸の鰓! バイアルは塩と成て しじまにすんでいる あなた、のこえ。が ゆら、り・とけるあ わたし、なの。にな ふくらんで?きえう (バルビツールの、 うみでおよぐ)わ! 輸液の中に溶けてく…