自分の為の唄などないさ 疲れたって言うより きっと麻痺してんだ だんだんと陽は長くなり 着々と季節は巡る でもずっとモノクロの世界で 君がうたうあの唄を口ずさむ ただそれだけで 魔法のように色が変わるから 生き続けられたんだ 自分の為の唄などないさ つまらないって言うより きっと飽きてるんだ だんだんと夜は長くなり 着々と季節は巡る でもずっとモノクロの世界で 思い出したんだ 耳を塞ぎ 目を閉じた 全てが嫌になってたあの時 魔法のように響いたメロディーに 涙が溢れたんだ 「あぁ、音楽よ どうか たった独りの部屋で たった独りで聴いて たった独りで涙する そう言うモノであってくれ」と、 苦しそうに悲しそうに 誰かが言っていたっけな 君がうたうあの唄を口ずさむ ただそれだけで 魔法のように色が変わるのさ 今日も強い風 好きな場所で好きな唄を口ずさむよ たった一人の為の唄を そんな風にそっと 僕らは生きて行ける どんな世界も生きて行ける