名もなき風の住む丘に 幼き日の置き手紙 秋がそよぐ通り途は 樹々の遠い囁き 揺れる 言葉さえぎって 体を吹き抜けていく ほら聞こえる シフォンのように 優しく 甘く 包まれて 透き通っていく 雪をあざむくように白い あなたを踊らせる 名もなき風の住む丘で 小さな花が芽吹く時 水も 草も 土も 虫も 祝福の支度をして 巡る 地平を追い抜いて 命に沁み込んでいく ほら聞こえる シルクよりも ピュアに ふわり 響かせて 舞い上がっていく 夢を見ている間だけは あなたのすぐそばで 高気圧に そそのかされたり 手をつなぎ 頷きあったり 朝を待ってみたり Today 虹をくぐって あなたに会いにゆく -later I will find the reason- あなたに会いにゆく ほら聞こえる シフォンのように 優しく 甘く 包まれて 透き通っていく 雪をあざむくように白いあなたを 受け止めるよ コバルトに輝く 空は果てしなく 澄み渡っている いつかの風の音を憂う I wanna embrace your everything