さよなら東京 10年なんて あっという間 まるで昨日のこと されど東京 はじめて住んだ あの古いアパートはもう消えた 変わっていくもの 変わらずあるもの 変わっても誰にも気にされないもの 僕らどうだろう 変わってくうちに 置き忘れてきたものがあるんじゃな いか 流れていく窓の外に 左から右へと景色が吹き 飛んでいった 僕らはゆく それぞれの道の先へ散らばっていく 待ち合わせはしてないけどまたどこ かで会えるといいな 偶然だねってさ ポケットの中はものであふれて 何かを捨て 何か拾って 僕らどうだろう この街で何を あきらめて何を手に入れたのか 流れていく時間の中で 流されないようにいつもあがいてい た 僕らは今 それぞれの思いを胸にはなればなれ 長い道の先がいつか 重なり合うそんなときに また笑って会えたら 流れていく窓の外に 左から右へと東京が吹き 飛んでいった 僕らはゆく それぞれの道の先へ歩いていく 待ち合わせはしてないけどきっとど こかで会えるはずさ 12月の商店街、 人の波をかきわけるように 君が大きく手を振って走ってくる 笑いながら 偶然だねってさ