君の誕生日の朝に 雪が降り積り はしゃいだ2ヶ月後に 目黒川歩き今年も桜が 舞い散る水面を見る 風にハナウタ乗せ 歩いた2人に街も笑う 風に舞う花びら ひとひら掴んで渡してきた どの季節も全部君のために あるってことなら仕方ないね 君が涙した夜は 泣いた理由さえも わかんないのも知ってるよ 家のすぐそばの丘の上登り 見上げた星空には流れ星が 風にハナウタ乗せ 仰向けの君に街は眠る 風に包まれてる もうすぐほら夜が明けてゆく どの季節も全部君のために あるってことなら仕方ないね いつまでだって 記憶に残らないようなこと 話していよう それが思い出に なるならそれでいいでしょ 風がふと止んだら またあの唄を一からほら 風にハナウタ乗せ 歩いた2人に街も笑う 借りてた小説の最後のページ 桜の栞を挟んで返した