黄金色(きんいろ)のひまわりたちが 青い海を見下ろす はるかな丘に 今も眠る 君とぼくの初恋 不器用な口づけを 受けとめる細い首すじ まぶたを閉じると 深い空が バラの色に変わった 大人たちの目をのがれて 愛し合う昼下がり ひまわりゆれて 光と影 君の胸に踊ってた ミルク色の身体を かけぬける風になった日 大人になっても 離さないと くり返し誓ったね 海のない街に暮らして 愛のない恋をする ぼくの中には はにかみ屋の 少年はもういない 昼下がりにまどろむ つかのまの夢の中では ひまわりの丘で 君が今も ぼくを一人待ってる ぬけるような青空 コバルト色した潮風 両手をひろげて かけるぼくを 今のぼくが見ている 不器用な口づけを 受けとめる細い首すじ まぶたを閉じると 深い空が バラの色に変わった