ありふれた日々の中で 君は眠っていた 暗闇に影を潜めながら 明日を待ち侘びていた 色のない夢の狭間で 僕はしゃがんでいた 頼りない声震わせながら 数を数えていた 遠い日の 夕映えに染まるモノローグ 泣いている 泣いている心に 気付いていた ありふれた日々を 今はただ生きている 雲は流れる ささやかな夢を描いてる 否が応でも 否が応でも 果てのない時の向こうへ 物語は続く 三叉路に暫し佇んだまま 揺れる木々を見てた 柔らかい 光のどけき春の予感 繰り返す 繰り返す景色に 隠れていた 古ぼけた地図の上を まだ歩いてる 行くあてもなく 鮮やかな瞬間を求めてる 束の間でも ありふれた君と ありふれた僕の 色褪せた夢の欠片を 集めて合わせてみた ありふれた日々を 今はただ生きている 宙は広がる ささやかな夢を描いてる 否が応でも ありふれた日々がゆっくりと 動き出す 動き始める 生温い風に誘われながら 君の方へと 君の方へと